いち丸

図の研究。アート。ドイツ生活。飴細工。
ひも絶望工場編3:果てしなく長い二日目。
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    朝10時出勤。

     

    そして今日もひもを結ぶだけの作業。

    長い一日が始まる。

     

    いち丸の心は宇宙へ飛んだ。

     

    ある宇宙船が旅立った。

    宇宙船には長いロープがついていて、片方は地球につないでおき、片方は宇宙船にくくりつける。

     

    宇宙船は冒険しながら宇宙を一周し、地球に戻って来る。

     

    手元にはロープの両端があり、それを持ったままロープ全体を手元に引き寄せる。

    ローブを全部回収できたら宇宙は大体丸いと言えるらしい。

     

    宇宙の形がドーナツ形だと、ロープが引っかかって回収できない。

     

     

    ‥という話をテレビで見たな‥

    このひもで、宇宙の形を調査しよう。

    ‥なんちゃって。クッソー。10時10分か。まだ10分しか経ってない。宇宙を旅したというのに。

     

    このひもの正しい使い道はこれ!

     

    ひもを口から肛門に通して内臓を掃除するのだ!

     

    時計を見ると、10時11分。このネタは一分しかもたなかった!

    あと8時間もひもを結び続けるのか〜

    | ひも絶望工場編 | 14:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
    ひも絶望工場編2:緊張の第一日目。
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      仕事は噂通りひもをひたすら結び続けるというものだった。

       

       

      「こんな感じで結ぶのかな!?」

       

       

       

      先輩「ほお〜。いち丸くん、なかなか上手いじゃないか」

       

      なぜかみんなから褒められた。ひもの結び方が良かったのだろうか。

       

      5時50分に片付け始め、6時ぴったりに退社。

       

       

      しかし、考えれば考えるほど怪しい。

      こんな仕事で時給10ユーロももらえるのだろうか。

      家に帰って不安は大きくなるばかりであった。

       

       

       

       

       

       

      | ひも絶望工場編 | 15:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ひも絶望工場編1:転職。始まりはいつも突然に。
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        ベルリンには不思議な噂があった。

        ひもをひたすら結び続ける仕事があると。そして時給は破格の10ユーロも貰えるという‥

         

        もちろん求人案内などにはどこにも載っていない。秘密めいた職場である。私はそれは求職者たちの間で広まる都市伝説だと思っていた。

         

         

        しかしある日、知り合いの知り合いの知り合いから電話がかかってきた。実は彼はひもを結ぶ隊員をやっているのだと明かされた。

        ひもを結ぶ人がどうしても足りないのだと彼は言った。

         

        私は突然面接の機会を得た。

        | ひも絶望工場編 | 20:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
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