いち丸

図の研究。アート。ドイツ生活。飴細工。
メビウスの輪と右と左
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    右の手袋ばかり穴が開いてしまう。

    捨てるのももったえないので、穴が開いたもう一枚の右の手袋を重ねてみる。
    しかしやっぱり同じ所に穴が開いていて、意味がないのである。
    左の手袋を重ねあわせる事ができれば・・と歯ぎしりする。

    私はふとメビウスの輪で有名なメビウスを思い出した。彼は、右手と左手は四次元空間では回転させると重ねあわせることができると、数学的に証明したそうである。

    四次元人は右も左も気にしないのか。

    カタツムリも右巻きのやつと左巻きのやつがいるそうである。二つは同じ種類でも、結婚できないとのこと。悲しい運命のいたづらである。

    愛し合っている右巻きのカタツムリと左巻きのカタツムリは、四次元空間で無事結婚できますように。


    (メビウスの輪)
    これは、私の傑作である。四角柱を90度ひねって、両端が接着されている。青から緑、黄色、オレンジ、赤、紫、そしてまた青に戻るという色相環になっている。
    | | 03:26 | comments(2) | trackbacks(0) |
    和菓子の表現力
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      あるフランス人の友達が、「和菓子は抽象芸術だ。羊羹など、黒くて、四角くて、抽象そのものだ。」と言いました。

      羊羹といえば、谷崎潤一郎が「陰翳礼讃」羊羹の陰翳を熱く語る文が有名です。

      薄暗い部屋、和室。しんと静まり返る室内。外で軽く木々が揺れる。障子からは柔らかな光が優しく洩れている。しかしそれはあまりにも優しく、部屋の奥にいる私には仄かな灯りでしかない。その元で、つと、塗りの碗を手にとる。ずしりとして柔らかな碗の中には一切れの羊羹。幽かに甘い香りを漂わせ、暗がりの中で鈍く光るそれは、あたかも周りの陰翳を取り込んだかのような美しい小宇宙を思わせる色艶をしている。美しい。じつに美しい。暫し鑑賞したあと、なにかを決意したようにその小宇宙へ竹の楊枝をぷすりと指す。口へ運ぶ。ゆっくりと、慈しむようにその『陰翳』を味わう・・

      他にも、和菓子には一つ一つに季節や、物語が封じ込められています。手のひらにのるほどの大きさなのに、小さな黄色で夜空に浮かぶ月が表現されていたり、ゼリーで水を表現したり・・季節と話題を先取りし知恵を技巧をこらした職人さんの思いの深さに気付きます。谷崎の言葉を借りれば、肌の色、艶具合、器まで含めて、実に瞑想的です。


      細胞核?宇宙、清流、富士山・・

      ドイツにも、お城や人間などいろいろな形の焼き菓子がありますが、抽象的に風景や概念を表しているお菓子もあるのだろうか。ドイツの友達にお菓子について、聞いてみます!
      | | 15:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ウロボロスの中身を描く
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        自分の尾を噛んで環となったヘビの図、ウロボロス

        自分の尾を食べ続けた蛇はどうなったのだろう?どこまで食べ続ける事ができたのだろう?中身はどうなったのだろう?
        多くの人がそんな疑問を持っていると思います。
        私は蛇の中身は4次元空間になっていて、どこまでも食べ続ける事ができると信じています。
        そしてこのような漫画を描きました。






        | | 14:53 | comments(2) | trackbacks(0) |
        生きものは円柱形
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          鯉のぼりを見ると、「ゾウの時間・ネズミの時間」で有名な本川達雄教授の「生きものは円柱形」、という言葉を思い出します。

          人間は太っても痩せても、結局は、穴の通ったパイプ構造です。

          このアニメーションは、鯉のぼりが裏返っていく様子です。
          空にはたくさんのパイプが、なびいています。
          | | 00:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
          水の出口は珍獣の口
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            ”何年か前に、ローマで蚊が大量発生したそうである。調べてみると、古代ローマ時代から現代まで使われている下水道が原因だと判明。ローマに住んでいる人々は気づいた。「そういや、下水道が作られてから2000年もの間、誰も掃除してなかったな・・」”


            2年前、ローマに旅行に行った時、案内してくれた友達がそんな話をしてくれました。
            私はローマは2日しかいなかったのですが、ローマの噴水に心を奪われてしまいました。なぜって、とても変な造形なのです。邪悪な顔の人間やイルカやライオンや、壺や本やテリーヌの容器や松ぼっくりたちが水を吐き出しているのです。かわいいとも言いがたいし、テリーヌの容器や本から水が噴出すという発想に、ポカンとしました。
            まったく、地下に広がる下水道の出口が、こんな変な彫刻だなんて・・ローマ人って、なんて、飛びぬけたセンスを持っていたのだろう。

            今度は行くときは、綿密に調査をしようと、噴水地図を制作中です。行くあてはないのですが。



            全ての道はローマに通ず。
            ということは、地球上に流れる全ての水も、ローマに通じているに違いありません。
            昨日、ローマの珍獣の口から流れた水を、私は今日、口にしたかもしれません。また、私が明日洗濯に使う水が、明後日、ローマの珍獣に飲み込まれるかもしれないのです。
            | | 01:04 | comments(2) | trackbacks(0) |
            ロールプレイングゲームの世界と浮き輪の展開図
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              これは、チベットの山道をイメージして描きました。
              細い山道をつたって、彼らはどこへ行くのでしょうか?


              私はドーナツ型にとても興味を持っています。

              有名な話ですが、ドラクエなど多くのRPGゲームの世界は球体ではなく、ドーナツ型だそうです。北端を越えると、南端から出てくる。東端を越えると西端から出てくる。


              (AとAをつなげ、パイプ型をつくりBとBをつなげるとドーナツ型に)


              (wikiより画像拝借)

              虚構の世界の住人がそんなおもしろい天体に住んでいたとは・・・・
              ガリレオもビックリするでしょう。太陽はどうやって動くのか?重力はどうなっているのでしょうか?

              逆に、普段見慣れている、「浮き輪」。考えてみると、浮き輪の展開図もこうなるのですね。



              上下がくっつき、左右がくっつく・・という絵を描かねばならないという衝動にかられ、チベットの山道の絵を描きあげました。

              というわけで、最初の問題の解答は、
              「彼らは同じ道を歩き続ける」でした。

              | | 19:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
              イスラム建築のタイルの仕組み
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                もう一年も前のものですが、中世イスラム芸術と『ペンローズ・タイル』について述べた記事があります。
                イスラム建築のモスクや宮殿に装飾されている「ギリー」と呼ばれる複雑なパターンは、長い間、直定規とコンパスで作られたと思われていたが、最近(2007年)になって、ギリーの一部は、幾何学的タイルを組み合わせて生み出されたものだと判明したそうです。


                上の複雑なパターンもわずか5種類のタイルの組み合わせで作られているそうです。




                私も試しに作ってみました。
                並べてみると、確かに、自分では生み出せない複雑な迷路ができあがりました。

                | | 14:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
                ペンローズタイル1
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                  ペンローズ・タイルとは、イギリスの物理学者ロジャー・ペンローズが考案した二種類の菱形のタイル模様です。正方形や六角形などのタイルと違い、ペンローズタイルは、並べていくと二度と同じパターンが現れないということが、証明されているそうです。このような単純な二種類の形の組み合わせが、無限に違った模様を作り出すということに感銘を受けました。世の中の仕組みもこのようなものかもしれません。このような複雑な世界を作り出している要素は、単純な仕組みの組み合わせなのではないでしょうか。



                  この形に感動し、制作した巻物のカバーの模様。
                  (なぜ「貧乏」という文字がモチーフになっているかというと、巻物の内容が貧乏について書かれたものだからです)


                  下は私の染色作品です。




                  私は、この模様がペンローズ先生が特許を持っていることを今日、知りました。作品を製品化していたら、私は、大変なことになっていたでしょう。
                  | | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  四次元チクワを探せ!チクワの時間は午後6時
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                    私はチクワが大好きです。毎日午後6時に近所のスーパーにチクワを買いに行きます。なぜ、6時かというと、できそこないのチクワが10本80円で安く買えるからです。



                    先が中に入り込んだり、くるっとまわっていたり。
                    私は、それらをみると、クラインの壺を思い出すのです。


                    wikiより

                    もちろんこれは、本物のクラインの壺ではありません。本物のクラインの壺は、壺の中と外をねじってつけないといけないので、3次元では作れないのです。
                    ※このビンは、売っています。作り方ものっています。
                    http://www.kleinbottle.com/

                    私が通っているスーパーでも、いつか、このようなクラインの壺的チクワが生まれ出ないかな。






                    ※おまけ:4次元宇宙人が4次元チクワをくれたが、私の胃では消化できず、胃から飛び出している図

                    | | 06:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
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